by 臼田勤哉
楽天グループは、家計管理アプリ「楽天家計簿」のiOS版を、17日から本格提供開始した。無料で利用可能な家計簿アプリで、Android版も後日提供予定。
楽天家計簿は、お金の動きを可視化して家計管理を簡単に行なえる家計管理アプリ。「楽天カード」や「楽天銀行」など、クレジットカードや銀行口座を連携することで、カードの利用状況や銀行口座の残高などの情報をまとめて確認できる。また「楽天市場」や「楽天モバイル」などの楽天グループの支出も管理できる。
楽天グループ以外のサービスでも、銀行口座に振り込まれる給与・賞与などの収入や、クレジットカードの利用、ショッピングサイトや月々の携帯電話利用料金の支払いなどによる支出を管理可能。
家計の収支を管理する機能も搭載。水道・光熱費、通信費などの固定費や、食費、日用品費などの変動費の支出を項目ごとに自動で分類し、家計改善に役立てられる。
利用には楽天IDが必要で、連携可能な楽天グループ以外のサービスは、取得可能なデータのカテゴリは、銀行、クレジットカード、電子マネー・交通系カード、携帯電話、ショッピングサイト、ポイントなど1,000以上。
楽天銀行は1口座、その他の楽天グループサービスは制限なく連携可能。また、他社の銀行口座は1口座まで、他社の金融口座・サービス(クレジットカード等)は3口座まで登録できる。
新NISAにあわせて、資産運用・管理への関心が高まっていることから、楽天証券など、各社の証券口座との連携機能や、より充実した有料プランの提供なども2024年中に予定している。
無料でも使える家計簿アプリとしては、「マネーフォワードME」、「Zaim」、「Moneytree」などが公開されているが、そこに「楽天家計簿」が加わることになる。
