”アートの島”の治安守る新拠点 香川・直島の新しい駐在所で開所式 島内2つの駐在所統合【香川】

新しい駐在所で島の治安を守ります。多くの観光客が訪れる香川県直島町の2つの駐在所が統合され、4月16日に開所式が行われました。

(中村香月 記者)
「アートの島として知られ、多くの観光客が訪れる香川県直島町です。その直島町にこれまで2つあった駐在所が1つに統合され、新しく生まれ変わりました」

開所式には、高松北警察署の中村弘孝署長や直島駐在所の所員など12人が参加し、中村署長が「新しい駐在所を拠点に、住民や観光客の安全・安心の確保に全力を尽くしてほしい」と挨拶しました。

約3000人が暮らす直島町にはこれまで、東と西の2つの駐在所がありましたが、施設の老朽化や災害時における対応力の強化などを理由に統合されました。新しい駐在所は、東駐在所の事務室や相談室などを改修工事したもので、統合前の駐在所に勤めていた2人が勤務します。

2024年の瀬戸内国際芸術祭を前にこれから島の人出が増えるのに備え、2人が同じ駐在所に勤めることで有事の際の迅速な対応が期待されます。

(直島駐在所 清水計雄警部補)
「直島の治安を2人で守っていきたい。瀬戸芸などで多数訪れる観光客が事故なく楽しんで帰れるように努めたい」

直島町では2023年、49件の110番通報があったということです。

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