群馬・伊勢崎市の女性刺殺事件 ネパール国籍の男 起訴内容認める

おととし、伊勢崎市のアパートで女性の顔や胸などを刺して死亡させたとして殺人の罪に問われているネパール国籍の男の初公判が17日、前橋地裁で開かれ男は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますとネパール国籍で伊勢崎市柳原町の会社員アサリヤ・ビッショ・ラジ被告は、おととし11月、伊勢崎市に住むネパール国籍の女性のアパートで、女性の顔や胸などを包丁で刺し出血性ショックにより死亡させたとして殺人の罪に問われています。

前橋地裁で開かれた初公判で、アサリヤ被告は起訴内容を認めました。

検察側は、冒頭陳述で『車の貸し借りが原因で被害者の女性の夫に怒りを募らせたアサリヤ被告が何の落ち度もない女性を殺害したものだ』と指摘しました。また、「強固な殺意に基づく残忍なもので、犯行に及んだ経緯や動機も理不尽」だと述べました。

一方、弁護側は、「事実関係については争わない」としたうえで、「事件は極めて偶発的なものでアルコール依存症であるアサリヤ被告が酩酊状態のなか起こしてしまったことを斟酌してほしい」と主張しました。

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