県立高校の入学定員を削減へ 県教育委員会が明らかに【高知】

高知県教育委員会は、県議会の常任委員会で県立高校の入学定員を減らしていく考えを明らかにしました。

県教委は、4月17日に開かれた県議会総務委員会で今年度の事業概要を説明し、質疑応答が行われました。この中で、昨年度、高知市内の県立高校の入試で入学定員に対し応募者が少ない=定員割れが起きた現状について、高等学校課は「入学定員を今後減らす考えを持っている」と初めて明らかにしました。

入学定員が少なくなれば教員の配置数が少なくなるため、選択科目の数が減ったり習熟度別の学習ができなくなるなど教育課程の見直しが必要で、高等学校課は「生徒数は早めに各学校に周知する」としました。

人口減少が進む県内では、2014年から10年間高等学校の再編が行われ、高知国際中学高校などが誕生しました。今年度は来年度からスタートする次の再編計画の策定が行われていて、高等学校課では、この策定過程の中で入学定員についても検討し、早ければ今年度の入試から反映させるとしています。

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