社民・福島瑞穂党首 公式訪米の岸田首相の表情に驚き「こんな笑顔見たことがない」帰国後は暗くなる!?

社民党の福島瑞穂党首(68)が17日、国会内での会見で、岸田文雄首相(66)が米議会での演説で「日本の国会で、これほど素敵な拍手を受けることはない」と発言したことに触れ「そりゃそうでしょう。裏金問題を全く究明せず、国民のための政治を全くやってないんだから」と評した。

福島氏は、岸田首相が米国のバイデン大統領と大統領専用車で並んで写っている写真に驚いたといい「こんな笑顔、日本で見たことないっていう形で。日本の国会で見たことないと思いました」と述べた。

日米共同声明と、その後の共同記者会見に、福島氏は「日米安保条約がさらにグローバルな範囲で、そして今までにない高みに高まったと言いました。日米安保条約は条文上条約上、極東に範囲を限っています。今やどんどん拡大をしているわけですが、今回グローバルなレベルで今までにない高みに高まったということですから、日米安保条約が極めて強化をされた」と指摘した。

その上で「アメリカと一緒に世界でいつでも一緒に戦争をするぞという決意に私は思いました。本当に危険なんじゃないでしょうか」と、強い危機感をつのらせた。

米国滞在時に比べ、帰国後の岸田首相の表情が暗いとした福島氏は「日本に帰ってくると、裏金問題とかに直面をしていく。日本の現実に直面するので、表情が暗くなってるんじゃないでしょうか」と推察。「悪いけれど、岸田さんのまいた種。岸田さんがやったことなので、しっかり向き合ってもらわなければならない」と突っ込んだ。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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