中国産ワカメを鳴門産と偽って販売 徳島市の食品卸業の元代表に懲役1年・執行猶予3年の有罪判決【徳島】

2022年に中国産のワカメを徳島県の鳴門産と偽って販売していた男の判決公判が、2024年4月17日に行われました。

判決を受けたのは徳島市の食品卸業の元代表の51歳の男です。

起訴状によりますと、男は2022年2月、徳島県内の輸入業者から仕入れた中国産塩蔵ワカメ15kgを入れた段ボールに「鳴門産」と書かれたシールを貼るなどして、産地を偽装し販売するなどした、不正競争防止法違反と食品表示法違反の罪に問われています。

この日の判決公判で、徳島地裁の細包寛敏裁判官は、「被告の犯行は鳴門わかめが積み重ねたブランド価値を悪用する悪質なもの」とした一方、「販売先に、損害賠償として240万円を支払っており、反省の弁も述べている」として、男に懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

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