海の守り神「天妃様」の新衣装をお披露目 青森・大間町のマグロに負けない観光の柱としての期待も

青森県大間町の神社に海の守り神として祭られている天妃(てんぴ)様の像についてです。台湾の総本山への初めての里帰りから戻り、現地で寄贈された新しい衣装がお披露目されました。

大間稲荷神社に祭られている天妃様は、台湾や東南アジアなどで信仰を集めている海上守護の女神で、3月、台湾にある信仰の総本山「北港朝天宮(ほっこうちょうてんぐう)」に初めて里帰りしました。

16日には町民たちを集めた報告会が開かれ、天妃様が北港朝天宮を訪れた映像が公開されました。

そして、大間町観光協会の大見義紀会長が、現地で大歓迎を受けたことや、台湾の人たちの天妃様への思い入れの強さなどを報告しました。

また、台湾で寄贈された新しい衣装がお披露目され、豪華な衣裳に身を包んだ天妃様の姿を町民たちが写真に収めていました。

7月15日の海の日に町内で開催される天妃様行列には、北港朝天宮の関係者が訪れる予定で、今後は台湾からの観光客の誘致に期待が高まっています。

【大間町観光協会 大見義紀会長】
「張り切って、我々 媽祖(まそ)様(天妃様)を中心に、マグロに負けない観光のもう一本の柱として、大間町観光協会として頑張っていきたいと思っています」

また会場では、4月3日に台湾の東部沖で発生した地震の被災者を支援しようと、訪れた人たちが募金を行っていました。

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