九州大学は台湾の大手半導体メーカーTSMCと包括連携の覚書を締結しました。
半導体分野の研究と人材育成を推進します。
九州大学 石橋達朗総長
「半導体関連の人材育成あるいは研究に九州大学としても率先して臨みたい」
17日の定例会見で九州大学の石橋総長は、世界的な半導体メーカーである台湾のTSMCと4月1日付で包括連携の覚書を締結したと発表しました。
TSMCは日本で初めて熊本県菊陽町に工場を建設し今年2月から生産を始めていて、今回の覚書は半導体分野の研究と人材育成を協力して進めるものです。
具体的には今月からTSMCの技術者による講義を行っていて、九州内の8つの大学にも配信されます。
また、インターンシップとして学生を1か月程度TSMCの台湾本社に派遣する計画です。今後は共同研究も予定しているということで、九州大学は「半導体分野でトップの人材を年間30人程度育成したい」としています。