日高川町の仕出し弁当店  101人に食中毒症状

和歌山県日高川町の飲食店が提供した弁当を食べた男女101人が、御坊保健所はきょう(4月17日)、ノロウイルスによる食中毒と断定し、業者を7日間の営業停止としました。

営業停止となったのは、日高川町鐘巻(かねまき)の有限会社・雲水(うんすい)で、この店から御坊保健所に対し、「今月(4月)10日に提供した弁当を食べた15人ほどが嘔吐や下痢の症状を示している」という連絡があり、保健所が調べたところ、4月10日から12日にかけて調理され、法事などの機会に弁当を食べた10グループ154人のうち、8グループ101人が同じ症状を示していることがわかりました。

御坊保健所は、症状が出た人と調理に従事した人の便からノロウイルスが検出されたことなどからこの店で製造された仕出し弁当を原因とする食中毒と断定しまし、有限会社・雲水を食品衛生法に基づき、きょうから23日まで、7日間の営業停止としました。

なお、症状のある9歳から92歳までの101人は、いずれも入院しておらず、快方に向かっているということです。

和歌山県内で食中毒が発生したのは、今年(2024年)になって6件目で、去年1年間に発生した7件に迫る状況です。

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