【新入生アンケート2024 社会問題】東大が発表した5年制新課程開設 約7割が「評価する」

東京大学新聞社は3月28、29日、東大の春期新入生を対象にアンケートを実施し、2796人から回答を得た。アンケートは毎年新入生が入学する時期に行っており、受験や大学生活、進路への意識や社会問題への賛否などを質問している。昨年との比較などから、今年の傾向を分析した。(本文中の割合は小数第1位を四捨五入) (構成・村川悠)

5年制新課程について

東大は2月20日、2027年秋の開設を目標に学士課程4年・修士課程1年からなる5年制の新課程を設立する方針を発表した。これに対し「評価する」という回答は34%、「ある程度評価する」という回答は35%だった。「あまり評価しない」は6%、「評価しない」は2%にとどまった。「このカリキュラムを知らなかった」は16%、「興味がない」は7%で、「具体的に始まってみないと分からない」などの声も寄せられた。

東大が発表した5年制の新課程についてどう思うか

支持政党

19%が「自由民主党」と回答し、昨年から4ポイント減少。その後に「国民民主党」が5%、「立憲民主党」が4%、「日本維新の会」が3%と続いた。47%が「支持政党はない」、18%が「分からない」と回答し、どちらも昨年より4ポイント増加した。

支持する政党

東大の学生男女比について

本年度の東大合格者(帰国・推薦も含む)に占める女子の比率は20.6%で、昨年より2ポイント減少した。東大で学生の男女比が約8:2となっていることについて「問題だ」と回答したのは昨年より1ポイント増加して47%、「問題ではない」という回答は7ポイント増加して32%、「興味がない」は19%だった。「問題だ」と回答した女性の割合は59%で、他の性別より男女比への問題意識が高い結果となった。「東大の問題というより社会全体の問題」「問題だが入試は現行のままでよい」などの意見も寄せられた。

東大で学生の男女比が約8:2になっていることについてどう思うか

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