「外からたたかれているような音」突風で住宅のフェンスや屋根瓦を破損 気象庁も現地調査 浜松市

静岡県内は17日未明から朝にかけて大気の状態が非常に不安定となり、浜松市では突風で車がぶつかり男性がケガをするなどの被害も出ました。気象庁は現地に入り、調査を進めています。

浜松市中央区都盛町の工場に設置され防犯カメラの映像です。

17日午前4時40分過ぎ、辺りの様子が確認できないほどの大雨がふり数分後…

道路には横転した2台の車がありました。

落合健悟 記者:
こちらが風で飛ばされた車ですが、道路を転がっていった影響で車の上の方にも傷やへこみが見られ、そのほかサイドミラーやタイヤまで外れてしまっています

警察や浜松市によりますと、ガソリンスタンドに止まっていた軽自動車2台が突風にあおられて道路上に転がったとみられます。

その際、原付に乗って信号待ちをしていた60代の男性にぶつかり軽いケガをしました。

防犯カメラを設置していた工場でも金属製の扉が外れ、外壁に倒れかかっていました。

また、周辺の住宅では庭のフェンスが折れたり、屋根瓦が飛ばされたりしました。

周辺住民:
明け方に巻き込むようなすごい音がした。家族は「外からたたかれているような音」だと言っていました。心配だったので玄関を見ようかと思ったけど見なくて良かった

気象庁の機動調査班は17日午後から被害のあった場所に出向き、突風について調査しています。

気象台によりますと、活発な積乱雲が通過し突風が発生したとみられます。

静岡地方気象台・上清直隆 次長:
軽自動車が飛ばされ横転しているので、かなり強い突風が吹いたということは間違いない

機動調査班は周辺での聞き込みや、被害の状況などから解析を進めていくということです。

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