育成出身の日本ハム・福島蓮、5回2失点の好投 初白星お預けも堂々デビュー

◆ 150キロ超えの直球を軸に尻上がりの好投!

日本ハムの育成出身・福島蓮投手(20)が17日、ソフトバンク戦(エスコンF)でプロ初登板。勝利投手の権利は得られなかったものの先発で5回4安打2失点と好投し、本拠地で堂々たるデビュー登板を披露した。

初回、1番・周東を空振り三振に仕留めると、2番・今宮は一直。テンポ良く二死を奪ったが、3番・柳田に中前打、4番・山川は四球で歩かせたあと、5番・近藤に先制の左前適時打を浴びた。続く栗原にも右翼線を破る適時二塁打を浴びたが、3点目の生還を狙った一走・近藤の本塁突入は、右翼・万波、二塁・石井の素早い中継プレーで阻止。福島の立ち上がりは2失点スタートとなった。

2回は7番・ウォーカー、8番・甲斐を連続三振に仕留めるなど3者凡退。同点に追いついた直後の3回はバッテリーを組んだ伏見の二塁悪送球などで二死三塁のピンチだったが、最後は山川を150キロの低め直球で見逃し三振に仕留めゼロを刻んだ。

4回、5回は2イニング連続3者凡退。尻上がりの内容で5回72球、4安打2失点、5奪三振1四球と好投したが、2-2の6回からリリーフ陣にマウンドを譲り、プロ初勝利は次戦以降に持ち越しとなった。

190センチと長身の福島は、八戸西高から2021年の育成ドラフト1位で日本ハム入り。今年3月に支配下昇格を果たし、ファームではここまで2試合に先発し1勝0敗、防御率3.38と結果を残していた。

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