「スター選手を欠くことに…」カブス鈴木誠也の負傷者リスト入りに地元放送局は落胆。“4週間程度”の復帰を不安視

チームにとっては大きな痛手だ。

現地4月15日、右腹斜筋の負傷で10日間の負傷者リスト(IL)入りが発表されたシカゴ・カブスの鈴木誠也。主軸打者の1日でも早い復帰が待たれるなか、気になる情報が地元メディアから寄せられている。

シカゴの放送局『Marquee Sports Network』が配信した記事によれば、同球団の指揮を執るクレイグ・カウンセル監督は16日、鈴木の戦列復帰まで約4週間を要する見通しだと明かしたという。

同局はまず、「カブスは今後約1か月間、スター選手のひとりを欠くことになりそうだ」と書き始め、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとの試合前に応じたカウンセル監督のコメントを紹介。そのなかで指揮官は、「(鈴木は)軽い右腹斜筋の負傷だから、(復帰まで)おそらく4週間程度だろう。今後10日間の経過を見ながら、どれだけ早くいい状態に持っていけるかだ」と語った。
メジャー3年目の今季は、開幕から15試合連続でスタメン出場し、打率.305、3本塁打、13打点、OPS.893。直近は3試合連続で安打を放ち、今永昇太が先発登板した13日(現地)のシアトル・マリナーズ戦では、3回に勝ち越し3号ソロ本塁打をマークするなど、同僚左腕を強烈に援護。今永のメジャー2勝目をアシストした。

ここまで好調を維持していただけに、日本人スラッガーの離脱は、やはりチームにとっても大きなダメージとなりそうだ。さらに、カウンセル監督のコメントを受けて同局は「彼の言うように、スズキの正確なスケジュールは来週以降に明らかになるだろう」と言及。「フィールドに戻って、また野球ができるようになったとしても、試合出場へこぎつけるには時間が必要だ。また離脱が長引けば、マイナーリーグでのリハビリも必要になるかもしれない」と記し、復帰までのプランを独自に分析。不安視する声も見受けられた。

無念の途中離脱となってしまった鈴木。早期復帰を願うばかりである。

構成●THE DIGEST編集部

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