機能性表示食品で健康被害、報告徹底へ法改正検討 武見厚労相が表明、立民・早稲田氏に答弁

国会議事堂(資料写真)

 武見敬三厚生労働相は17日の衆院厚労委員会で、小林製薬の「紅こうじ」サプリメントの健康被害問題を巡り、機能性表示食品摂取で被害疑いが出た場合の業者からの報告徹底のために、食品衛生法の改正を検討する意向を表明した。立憲民主党の早稲田夕季氏(神奈川4区)へ答弁した。

 現行の食品衛生法では疑い事案の厚労省への報告は「努力義務」とされている。消費者庁のガイドラインでは、速やかな報告を求めているが法的根拠はない。立民は同省などに再発防止の法整備などを求める要請を行っている。消費者庁は19日、機能性表示食品制度の今後のあり方を議論する検討会の初会合を開く。

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