J3八戸ジャイアントキリングならず J1鹿島が先制点献上、退場の劣勢も延長戦で意地の逆転勝利

八戸が鹿島に1-2で惜敗(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

延長後半3分に鹿島FW知念が決勝ゴール

J3ヴァンラーレ八戸は4月17日、ルヴァンカップの1stラウンド第2回戦でJ1鹿島アントラーズと対戦。前半25分にMF柴田壮介が挙げるも、後半37分に同点に追い付かれ、延長戦で勝ち越しを許して1-2で敗れた。

3月13日に行われたルヴァンカップの1stラウンド第1回戦で同じJ3のツエーゲン金沢にPK戦の末に勝利した八戸は、カテゴリーが2つ上の鹿島と対戦。前半25分にMF音泉翔眞が敵陣で鹿島DF濃野公人のボールをカットすると、MF永田一真が上げようとしたクロスのこぼれ球を拾った音泉がシュートを放つ。これは鹿島GK早川友基が弾いたが、柴田がすかさず押し込み、八戸が1-0とリードを奪った。

DF植田直通、DF関川郁万、MF佐野海舟らが出場するなかで、前半を1点ビハインドで折り返した鹿島は、ランコ・ポポヴィッチ監督が後半スタートからFW鈴木優磨、FW知念慶、MF樋口雄太を投入して攻撃のギアを上げる。しかし、後半9分に八戸FWオリオラ・サンデーにクロスバー直撃の一撃を食らい、ひやりとする場面があった。

その後は鹿島が八戸ゴールに迫るシーンが増えたが、後半37分に途中出場のDF安西幸輝が絶妙なコントロールショットを決めて同点に追い付く。試合は1-1のまま、延長戦に突入した。

鹿島は延長前半14分、濃野が2枚目のイエローカードで退場。数的劣勢となったなかで、延長後半3分に途中出場の知念がハーフボレー弾を突き刺して勝ち越し、2-1で何とか逃げ切った。5月22日に行われる3回戦に駒を進めている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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