「名前で呼んで…」姫セン、スキャンダル広告で悲痛な叫び

「『餌あげたのに・・・』泣き叫ぶ幼児に執拗に迫るホワイトタイガー、その時母は・・・」「近いがすぎる動物たち『キリンの鼻息』は何ハラ?」など、何やら怪しい見出しが羅列されたスキャンダル風広告が4月17日、WEB上で公開された。

穏やかではなさそうな…?『#ヒメシュンホー』

■ 正体は、独自路線を貫く「姫セン」の新企画

これは、今年開園40周年を迎えた、サファリパーク形式の動物園と遊園地を擁する「姫路セントラルパーク」(通称:姫セン/兵庫県姫路市)による新企画『#ヒメシュンホー』。これまでも同パークは「日本一過小評価されているテーマパーク」といった自虐的PRなどで独自路線を貫いてきた。

今回は、この春に同パークで話題のトピックが満載なことから、「来場前の段階から姫センを楽しんでいただきたい」という思いでスキャンダル風の広告を企画したという。たとえば、「悲痛『名前で呼んで・・・』Go!Go!ジェット『黄色いヤツ』『黄色い子ども向けの』ようやく命名されたのに・・・」という特ダネは、「遊園地部」からの内部告発だ。

開業当時から来場者に愛され続けている『ジェットコースター』は、2024年4⽉にニューカラーに⽣まれ変わりリニューアルオープン、名称も『Go!Go!ジェット』へ変更。しかし「あの⻩⾊いやつ」「あの⻩⾊に塗り直したやつ」と、姫センスタッフ内でも定着していないという事実が判明したんだとか。このようにユニークな視点で園内のコンテンツが紹介されている。

同パークは「園内にも『#ヒメシュンホー』のポスターが掲出され、来場時はお客さまご⾃⾝が記者となって、真偽を確かめながら楽しんでいただければと思います」とコメント。順次続報がSNSにて公開される予定だ。

また、京都を拠点に活動する劇団「ヨーロッパ企画」に所属する俳優・⽯⽥剛太が記者に扮し、姫センの特ダネ情報を暴くWEBCMもあわせて公開されている。

© 株式会社京阪神エルマガジン社