北陸電力の志賀原子力発電所1号機で、原子炉の関連部品が一部外れていたことがわかった。北陸電力は能登半島地震によるものと推定している。
これは、17日に開かれた原子力規制委員会の定例会合で報告されたもので、石川県の北陸電力・志賀原子力発電所1号機で、原子炉の核分裂を制御する「制御棒」を出し入れする装置の関連部品の一部が外れているのが、3月の点検で見つかった。
この部品は、原発の安全上重要な設備には含まれていない。
北陸電力は、部品はすでに回収済みで、1号機、2号機ともに2011年から運転を停止しているため原子炉に核燃料は入っておらず、「安全上の影響はない」としていて、原因については「能登半島地震の影響によるものと推定している」と説明している。
