ヴァンラーレ八戸、鹿島に惜敗 サッカー・ルヴァン杯1次R2回戦 先制も延長で逆転許す

【ヴァンラーレ八戸-鹿島アントラーズ】前半25分、ヴァンラーレはMF柴田(6)がゴール前で押し込み先制=プライフーズスタジアム

 Jリーグ・YBCルヴァン・カップ1次ラウンド2回戦のJ3ヴァンラーレ八戸-J1鹿島アントラーズが17日夜、青森県八戸市のプライフーズスタジアムで行われた。ヴァンラーレは格上相手に延長にもつれる接戦を見せたが、延長後半に逆転を許し1-2で敗れた。鹿島のMF柴崎岳(野辺地町出身、青森山田高出)は欠場した。鹿島は5月22日、青森山田高サッカー部元監督の黒田剛監督率いるJ1・FC町田ゼルビアと対戦する。

 ヴァンラーレは前半25分、左から攻め込んだMF音泉のシュートを相手GKがはじき、こぼれ球を押し込んだMF柴田のゴールで幸先良く先制。拮抗(きっこう)した試合展開で前半リードで折り返した。

 後半に入って鹿島はベルギー1部リーグでのプレー経験があるFW鈴木優磨ら3人を投入。逆転を目指しピッチを広く使ったボール回しでチャンスを伺う鹿島に対し、ヴァンラーレはパスカットからフィニッシュまで持って行くチャンスを何度かつくった。互いに決めきれないまま後半37分、鹿島のDF安西にミドルシュートを流し込まれ、土壇場で同点に追いつかれた。

 延長前半も激しいボールの奪い合いが続いたが、後半に鹿島のMF知念にゴールを許し力尽きた。

 この日の観客数は、J3に昇格後最多となる4844人を動員した。

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