旅費二重受給にカラ出張、交通機関利用とうその申請も 40代公立病院職員を懲戒

滋賀県甲賀市

 公立甲賀病院(滋賀県甲賀市)は17日、旅費など約43万円を不正受給したとして、40代男性職員を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は15日付。

 病院によると、職員は2019~23年度に、研修主催者から旅費を受けたにもかかわらず病院からも旅費を受給したり、架空の出張手続きをして旅費を受け取った。車通勤に伴う駐車場料金の負担を免れたり、車で出張したのに交通機関を使用したと申請して過大に旅費の支給を受けていたという。

 病院の説明では、職員の上司が出張旅費の決済手続きの際に申請に疑義があるとして、今年2月に院内内部監査室に通報した。職員は事実を認め、全額を病院に返還したという。

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