西武・松本航が8回途中2失点の好投でも…悔やまれる初回わずか12球での失点 打線の援護なし、連敗地獄を止められず

先発し、8回途中まで2失点に抑えた西武・松本(撮影・安藤由華)

◆ロッテ2―0西武(17日、ZOZOマリン)

今季3度目の先発となった西武の松本航投手(27)が1回にわずか12球で先制点を許した。

岡の中前安打とポランコへの四球などで1回2死一、二塁から山口への初球、カットボールが外角に甘く入ったところを中前に運ばれ、二塁から岡が本塁へ返った。

早いカウントから積極的に打ってくるロッテ打線。四球のポランコ以外はすべて2球目までにバットを振ってきた。前日に松本はロッテ打線に対して「思い切りよく打ってくる打者が多く、長打力もあるのでランナーをためずに一つ一つアウトを取っていきたい」と気を締めていたが、立ち上がりに投げ急ぎ、山口の初球への警戒も怠っていた。

しかし、2回以降は粘りの投球に転じた。2回1死から田村に左翼越え二塁打を浴び、3回無死からは岡にも左翼線二塁打されたが、大きなカーブとスライダーを投げ分けて打者のタイミングを外し、後続を抑えてともに追加点を許さない。

4回以降は6回まで四球の走者1人に抑え、2試合連続のクオリティースタート(6回以上を自責点3以下)を達成した。6連敗で最下位に沈むチームを救おうと8回途中まで奮闘したが打線の援護に恵まれなかった。

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