【新潟グルメ】丼からはみでるアナゴ天丼 手作りの愛情にこだわる老舗食堂【新潟・五泉市】

丼からはみでるアナゴ天丼

五泉市の「食堂 たつみ」は、1971年から続く地元の人気食堂。
開店当初のメニューはラーメンとカツ丼のみでしたが、2代目の現在は定食、丼、麺類と種類が豊富です。シンプルながらここでしか食べられない味だと、連日多くのお客さんで賑わいます。

特に地元客が口を揃えて勧めるのが、名物「とりから揚げ定食」。
普通のから揚げとは違うのが、繊維のような不思議な衣。サクサクとも柔らかとも違う、独特の食感が特徴ですが「何を使っているのかは秘密」。実際に食べて想像してみるのも楽しみの一つです。
そのまま食べるのはもちろん、さっぱり感が欲しい時は、ぽん酢にもみじおろしを溶いて付けるのもオススメです。

インパクトがすごいと話題なのが「あなご天丼」。
丼の上に収まりきらない30cm近くあるアナゴが2匹と、あまりの大きさに圧倒されます。サクサクとフワフワが両立した衣に、開店当初から継ぎ足しのタレがたっぷり。中から、とろとろした舌触りの白身が姿を現します。ボリューム満点ですが、淡白で女性も食べやすい味わい。天ぷらの下には、タレが染みこんだごはん。最後の一口まで楽しめます。

2代目の妻 渡辺律子さんは、何よりも同じ味を守っていきたいと言います。長年大事にしてきたのは、手作りで込める愛情。キャベツの千切りも機械を使わず全て手作業です。
どこか落ち着く馴染みの味が、地元客の心を掴んで離さないようです。

■食堂 たつみ
新潟県五泉市吉沢3-2-10
0250-42-3723
【休】月曜

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