アビスパ福岡FW佐藤凌我「サッカー人生にいい影響が出るように」 左膝手術から7カ月ぶり復帰 振り返るリハビリの日々【ルヴァン・カップ】

負傷から復帰して後半途中から出場した佐藤

◆YBCルヴァン・カップ2回戦 松本1―1(PK2―4)福岡(17日、サンプロアルウィン)

アビスパ福岡のFW佐藤が左膝前十字靱帯(じんたい)損傷と左膝外側半月板損傷の負傷から復帰した。後半19分から出場して積極的にゴール前の混戦で体を張ったプレーを見せるなど、復活をアピール。試合後には敵地に詰めかけたサポーターからエールも受けた。

「率直にうれしいし、7か月ぶりの試合だったので。ユニホームを着てピッチに立てるのは幸せなことだとあらためて感じた」としみじみ。その上で「チームが勝ったこともよかったし、個人的にはもっと状態を上げて、得点に絡める部分だったりを増やしていきたい」と先を見据えた。

佐藤は昨年9月6日のルヴァン・カップ準々決勝第1戦のアウェーFC東京戦で負傷。左膝前十字靱帯(じんたい)損傷と左膝外側半月板損傷と診断されて手術を受け、今季のキャンプから全体練習の一部メニューに復帰。3月19日からフル合流していた。

リハビリは苦しかったはずだ。ただ佐藤はこう言う。「有意義な時間になったかなと。あっという間というか。外からチームを見て、サッカーを見て勉強にもなった。いい経験として、これからのサッカー人生にいい影響が出るようにしたい」。アクシデントも前向きに捉える、頼れるストライカーが帰ってきた。

© 株式会社西日本新聞社