JR北海道「スタートレイン計画」の詳細を発表 「赤い星」と「青い星」が道内を走る

JR北海道は17日、新たな観光列車を開発し運行する「スタートレイン計画」の詳細を発表しました。「赤い星」「青い星」と名付けられた2つの観光列車を運行します。

JR北海道綿貫泰之社長「北海道の列車の旅で今までにない豪華で、上質な旅をトータルプロデュースする新たな観光列車計画、これをスタートさせたい」

「赤い星」は北海道開拓のシンボル「赤い五稜星」をイメージした上位グレードのラグジュアリークラスです。

座席は個室や半個室、ボックス席などが用意されていて、ラウンジやバーがある車両もあります。

定員は100人程度で、網走‐釧路間の「釧網線」で主に運行される予定です。

また旭川ー富良野間の「富良野線」で主に運行されるプレミアムクラスの「青い星」は、ラベンダーをイメージした外装になっています。

定員は200人程度で、座席は4人掛けのボックス席で、全ての車両に展望室が設置される計画です。

それぞれの車両のデザインは、JR九州の「ななつ星」をはじめ、これまで数々の観光列車を手掛けてきた水戸岡鋭治さんが担います。

JR北海道綿貫泰之社長「地域のみなさんと一緒に連携したおもてなしを行い、また北海道を周遊するクルーズトレインとして活用したい」

「赤い星」と「青い星」の車両は、2023年度まで道内で普通列車として活躍していた車両を、およそ18億円かけて改造するということです。

運賃などは未定で、JR北海道は2026年春の運行開始を予定しています。

(c)HTB

© HTB北海道テレビ放送株式会社