【カンボジア】2月の保険料収入、前年比0.4%減[金融]

カンボジアの保険監督局(IRC)が10日発表した2024年2月の保険料収入は、前年同月比0.4%減の約2,704万米ドル(約41億8,200万円)だった。内訳は、損害保険が0.4%増の1,052万米ドル、生命保険が0.9%減の1,653万米ドルとなった。

損保の保険料収入は、財物保険が約374万米ドルで全体の35%、医療保険が237万米ドルで23%、自動車保険が208万米ドルで20%をそれぞれ占めた。

契約件数は7.3%減の約10万3,000件。損保が21.3%減の2万4,000件、生保が2.1%減の7万9,000件だった。

保険会社が支払った保険金の総額は1.3%減の429万米ドル。損保が10.4%減の288万米ドル、生保が24.9%増の141万米ドルとなった。

23年は、保険料収入が前年比2.8%増の3億4,200万米ドルだった。17日付クメール・タイムズ(電子版)によると、国内総生産(GDP)に占める保険料収入の割合を示す保険浸透率は1.14%、1人当たりの保険料支払額を指す保険密度は20.72米ドルだった。

カンボジアの保険市場は損保18社、生保14社、小口保険7社、再保険1社などで構成されている。

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