国連安保理、パレスチナ加盟勧告巡り19日採決 米は拒否権行使か

[国連 17日(ロイター)] - 国連安全保障理事会は、パレスチナの国連正式加盟申請の勧告に関する決議案を19日に採決する。外交筋が明らかにした。正式加盟が認められれば、事実上、パレスチナ国家が承認されることになるため、イスラエルの同盟国である米国は拒否権を行使してこれを阻止するとみられる。

決議案の可決には少なくとも9カ国の賛成と、常任理事国の米国、英国、フランス、ロシア、中国が拒否権を発動しないことが条件となる。この決議案は最大13カ国の支持を得る可能性があり、そうなれば米国は拒否権を行使せざるを得なくなると外交筋はみている。

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