「7億ドルの男がまた小さくなった」打率.341も得点圏で打てない大谷翔平に韓国メディアが敏感反応!「ついに監督も注文をつけた」

現地4月16日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でワシントン・ナショナルズと対戦し、6対2で勝利を挙げた。2番・指名打者(DH)で先発した大谷翔平は5打数2安打のマルチヒットを放ち、打率は.341にアップ。松井秀喜氏と並んでいる日本人最多本塁打(175本)の記録更新はまたお預けとなったが、3試合連続安打&16試合連続出塁をマークした。

一方で、この日も得点圏(走者が二塁、三塁の場合)での打棒は振るわなかった。3度のチャンスでいずれも初球を狙って凡退。出塁率と長打率を合わせたOPSも1.019と申し分ない数字だが、得点圏ではこれまで20試合で19打数1安打、打率.053と驚きの低調な数字に甘んじているのだ。

さすがに試合後のデイブ・ロバーツ監督も大谷の現状に苦言を呈した。「もともと彼は積極的なバッターだが、得点圏では普段以上に打ちにいっている印象だ。もう少し気持ちを抑えて、投手に球数を投げさせることも必要だろう。そう伝えようと思う」と話した。
連日のごとく大谷の活躍ぶりを報じている韓国メディアも興味津々だ。ニュースメディア『OSEN』は「7億ドルの男、大谷がまた得点圏で小さくなってしまった。マルチヒットを決めてドジャースも連敗を脱出したが、なかなか笑えない状況である」と論じ、「まさにコールドショーだ。得点圏での勝負弱さは現地メディアからも指摘されてきたが、ついに試合後には監督も注文をつけた」と記し、ロバーツ監督のコメントを紹介している。

ちなみに1番ムーキー・ベッツの得点圏打率は.615とチームダントツトップだが、3番フレディ・フリーマンは.269とこちらも控えめな数字となっている。大谷の非得点圏打率は.429と図抜けているだけに、そろそろチャンスで強いところも誇示してほしいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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