こいのぼり102匹、青空に悠々と 那須塩原・板室温泉の川面泳ぐ

那珂川の上空でそよぐこいのぼり

 【那須塩原】板室温泉の春の風物詩、こいのぼりの掲揚が16日、那珂川に架かる「やすらぎ橋」付近で始まった。爽やかな青空や新緑の山々を背に、色とりどりの102匹が悠々と泳いでいる。5月27日まで。

 地元の旅館などでつくる板室温泉活性化委員会が主催し、27回目。設置作業は15日から2日間かけて行われ、16日は同委員会のメンバーら約20人が、4~10メートルの大小のこいのぼりを通した2本のワイヤを70メートルほどの川幅いっぱいに張った。

 観光客らは橋を渡りながら、風でそよぐ様子を見上げたり写真に収めたりしていた。同委員会の高根沢勇一(たかねざわゆういち)委員長(53)は「皆の協力で今年も無事に揚げられた。たくさんのお客さんに板室温泉を楽しんでもらいたい」と笑顔を見せた。

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