「手本になる市目指す」 矢板・森島市長が初登庁

大勢の支持者らに出迎えられ初登庁する森島市長

 【矢板】7日投開票の市長選で初当選した森島武芳(もりしまたけよし)市長が17日、初登庁した。初訓示で森島市長は「県北になくてはならない、手本になる市」を目指すことを表明した。

 市役所本庁舎前で職員や市議、支持者ら約300人が拍手で出迎える中、森島市長は手を振りながら歩いて南玄関に向かった。贈られた花束を手に「良いところは残し、改めるところは改めながら良い市を皆さまと共につくっていきたい」と引き締まった面持ちであいさつした。

 就任式で森島市長は幹部職員ら約120人を前に訓示。少子高齢化の進展に伴い地域の再編が起こりうることも想定し「矢板が変化を遂げ、広域化する中でも一目置かれる、県北になくてはならない地域をわれわれの努力でつくり上げていく。その起点となるのが雇用・経済」と力を込めた。

 その上で「チームで経営することを最も大事にしたい。けんけんがくがく議論し、民間経験の良さを生かしながら新しい価値の創造、市民に承認をもらった内容を形にしていきたい」と決意を述べた。

© 株式会社下野新聞社