米国が半導体技術の対中輸出規制強化目指すも、日本とオランダは傍観―中国メディア

中国メディアの参考消息は15日、米国が目指す半導体技術の対中輸出規制強化について、日本とオランダが傍観しているとする記事を掲載した。

中国メディアの参考消息は15日、米国が目指す半導体技術の対中輸出規制強化について、日本とオランダが傍観しているとする記事を掲載した。

記事によると、米ブルームバーグは消息筋の話として、11月の米大統領選の結果を待つオランダと日本は、中国による半導体技術へのアクセスをさらに厳しく制限するよう求める米国の圧力に抵抗していると報じた。

消息筋によると、米政府高官は8日、オランダで政府関係者と会談し、同国の半導体製造装置メーカーのASMLによる中国顧客企業へのサービス・修理の提供を停止するよう求めたが、オランダ側は新たな措置を導入するのは時期尚早であり、最近発動した輸出規制の効果を見極めるのが望ましいとした。

日本政府関係者も、半導体製造向け化学薬品の少なくとも一部について対中輸出の制限を求める米国の要請に同意していない。

両国には米大統領選の結果を見極めたいとの意向があるとみられるという。(翻訳・編集/柳川)

© 株式会社 Record China