【スターダム】小波が明かす復帰の真相 WWEイヨ・スカイに相談「背中を押してくれた」

スターダム復帰を宣言した小波

女子プロレス「スターダム」を2021年12月に退団した小波(27)が、復帰の真相を明かした。

16日に都内で開かれた会見に突如現れると、所属として復帰することを宣言。27日の横浜BUNTAI大会で朱里、壮麗亜美と組み、復帰戦を行うことを発表した。21年12月に体調不良のため退団。その後はフリーとしてスターダムにスポット参戦し、昨年9月には当時のワンダー王者・MIRAIに挑戦するも敗れた。復帰を決めた理由を問うと「私はスターダムが大好きだから今多くの選手が抜けて大変な時期に、私がスターダムを守るためにも戻るべきだなと思いました」と明かした。

フリーの期間には海外でも試合を行い、月に1回のペースで米国や欧州に遠征。遠征中にはスターダム時代に「クイーンズ・クエスト(QQ)」で行動をともにした前WWE女子王者のイヨ・スカイに会い、復帰について相談したという。「イヨさんの家に泊まらせてもらって、復帰についても『会社や世間の声よりも、自分がどうしたいのかを優先して動いたらいいと思うよ』って言ってくれた。スターダムが自分の復帰を受け入れてくれるかっていう心配はあったけど、やってみようって思えたのは、イヨさんが背中を押してくれたから」

今後の目標について「もちろんシングルのベルトは巻きたい。でもはっきり言って、今のスターダムのワンダーもワールドも今の私の目には輝いて見えない」とした上で「それよりスターダムで私にしかできないスタイルのプロレスを見せたい」と語った。

この2年間では改めて師匠である元格闘家の藤井惠氏の元で修行を積み、進化を遂げたという。小波は「今の団体に欠けてる部分は、レスリングの要素や格闘技のような技術だと思う。この2年間で基礎から学び直してより強い女寝技師として帰ってきた。またUWFルールとかやりたいですね」と目をぎらつかせた。

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