「インフレで生活苦しいが金の投資で利益」 うそのもうけ話もちかけられ1000万円だまし取られる SNS型投資詐欺事件

先月、沖縄県内に住む70代の男性が、SNSで金の取引に関するうその投資話を持ちかけられ、現金約1000万円をだまし取られる詐欺事件が発生しました。

警察によると、被害にあった男性は3月上旬、SNSを通じて知り合った男から「円安やインフレで生活が苦しいが、金の投資で利益をあげている。投資に詳しいおじを紹介する」と話しを持ち掛けられました。

男性はおじと呼ばれる男とやりとりを開始し、「3月中に振り込めば金の相場に参加して利益をあげることができる」という話を信じて現金数百万円を振り込みました。

その後、70万ドルから80万ドルの利益が確定したという報告を信用した男性は、3月13日から3月25日の間に相手が指定した複数の口座に6回にわたってあわせて約1000万円を振り込みました。

しかし、投資資金の払い戻しを依頼した際、要領を得ない男の返答に不信感を持ち、警察に相談したところ詐欺が発覚しました。

警察はSNS型投資詐欺事件として捜査を進めていて、SNSを通じて知り合った相手から投資などの話があった場合は詐欺を疑い、振り込みや送金をする前に家族や友人、警察に相談するよう注意を呼びかけています。

© 琉球放送株式会社