『かまいまち』担当プロデューサーが語る野望「番組SNSが“食べログ”を超える存在になれたら」

かまいたち(山内健司さん、濱家隆一さん)がMCを務める『街グルメをマジ探索!かまいまち』(フジテレビ)が、4月18日(木)19時より、初回2時間SPで放送されます。

【写真】『かまいまち』2時間SPのロケ写真

この番組は、タイトルに「一つの“まち(街)”を徹底的に“かまい”まくる」という意味が込められている通り、芸能人たちが一つの街を自らの足で徹底リサーチして、厳選したその街一番の“最高の店”の“最高の一品”を紹介する街ブラバラエティ。

芸能人プレゼンターたちが数日間にわたって街に通いつめ、選び抜いたスペシャルな店と最高の一品に込められた魅力をかまいたちにぶつけます。過去3回放送された特番では、そのプレゼンターの並々ならぬ熱意と個性あふれるセンスが好評を博しました。

この度、レギュラー化が決定し、番組を担当する松本祐紀プロデューサーが取材会に出席。番組にかける思いや、裏番組との差別化について、野望などを語りました。

<松本祐紀プロデューサー インタビュー>

──『かまいまち』のレギュラー放送が始まりますが、意気込みを聞かせてください。

過去に3回特番として放送をしていたのですが、最後に放送したのは2年前なので、すごいタイミングでのレギュラー化だなと驚いています(笑)。

実は特番もある程度好評だったんです。でも、ゴールデンタイムで放送した際の視聴率が、レギュラー番組にできるような数字ではなくて。そういう番組がなぜ今レギュラー化なのかというと、見ている人を嫌な気持ちにさせない温かい番組なので、そこが評価されたのかなと感じています。

──番組をつくる際に大切にしていることを聞かせてください。

グルメ番組はいろいろとありますが、『かまいまち』はプレゼンターが自分の足を使って美味しいものを探してくるところが特徴。そこを生かしつつ、情報や街の魅力を加えて、パワーアップしていきたいなと思っています。

──これまで特番では関東の街を取り上げていましたが、全国に行く予定もしくは行きたいという希望はありますか?

いずれ全国に行きたいなと思っています。ただ、この番組はプレゼンターが何日もその街のお店に通って取材をすることがベースにあるので、例えば九州に何日行けるのか…という問題があります。

ですので、まずは関東近郊でいろいろと試してみて、地方に行っても問題なさそうだと思えたときには、泊まり込みで取材したいと思います。

──木曜の20時は裏に人気番組がありますが、意識していることはありますか?

あまり意識しないようにしたいのですが、『ぐるナイ(ぐるぐるナインティナイン)』(日本テレビ)なので…意識しちゃいますよね。特に『ぐるナイ』の一番人気の「ゴチになります」は、グルメコーナーですから。

でも、グルメにグルメで勝つことができたら強いなと思うので、胸を借りるつもりで頑張ります。

──差別化はどのように考えていますか?

「ゴチ」はゲームの特製上、かなり値段設定の高いお店に行くことが多いですが、『かまいまち』は下町の隠れた安くて美味しいお店を狙っています。扱うお店が違うので、差別化はできているかなと思います。

──かまちたちのお2人から、番組レギュラー化にあたって何かリクエストはありましたか?

リクエストはなかったですね。逆に僕から濱家さんに言ったことはあります。

濱家さん、プレゼンターが見つけてきたお店の料理が美味しすぎて、食べ過ぎるんです。だから、収録の終盤にはお腹がパンパンになっちゃって(笑)。味を伝えることのほうが大事ですから、考えて食べるように伝えています。

──これからの放送で、「こんな番組にしていきたい」という野望、目標はありますか?

今はTikTokやInstagramでご飯屋さんを探す方もいると聞きました。なので、SNSは強化していこうと思っています。

いずれ、そのSNSが食べログを超える存在に…「『かまいまち』のSNSを見れば、この街の美味しいものが分かる」という、代表的なものになればいいなと思っています。

© 株式会社フジテレビジョン