バレー女子・アランマーレ、SVリーグに参入 酒田で会見、意気込み語る

SVリーグ参入が決定し、記者会見に臨む西尾博樹ゼネラルマネジャー(左)と北原勉監督=酒田市、プレステージ・インターナショナル山形BPOパーク

 Vリーグを運営するジャパンバレーボールリーグは17日、今年10月に開幕する新たな国内トップリーグ「SVリーグ」の編成を発表し、女子は本県のプレステージ・インターナショナルアランマーレの参入が決まった。登録チーム名は「アランマーレ山形」。

 新リーグは、外国籍選手枠の増加やホームアンドアウェー方式の採用などで競技、興行の両面で向上を目指す。アランマーレは財務や施設などの基準に関する審議を受け、3月にライセンスが交付されていた。女子は14チームが参入し、来年5月まで試合が組まれる。

北原勉監督「外国人選手と融合図る」

 10月に開幕するバレーボールの新リーグ「SVリーグ」への参入決定を受け、本県のプレステージ・インターナショナルアランマーレ(アランマーレ山形)は17日、酒田市で記者会見を開いた。北原勉監督は「日本人の生え抜き選手をベースに外国人選手との融合を図り、最高峰のリーグを戦いたい」と新チームの構想を語った。

 同市のプレステージ・インターナショナル山形BPOパークで、西尾博樹ゼネラルマネジャー(GM)と北原監督が会見に臨んだ。西尾GMは「SVリーグ参入は地域やパートナー企業、行政の皆さまの協力あっての結果。感謝を申し上げたい」と述べた。

 新リーグの試合日程や外国籍選手枠などは正式に発表されていないが、試合にエントリーできる外国籍選手数を無制限とし、同時にプレーできる人数を従来の1人から2人に増やすことなどが議論されているもよう。西尾GMは戦力補強の必要性に触れた上で「今のメンバーに合った選手を補強したい。協賛金、チケット収入などを確保した上で強化費についても増額しなければいけない」と語った。

 チームはホームゲームを主に行う「ホームタウン」として天童市を登録し、酒田市は練習や生活などの活動拠点とする。同リーグのライセンス要件では、5千人以上が入場可能なホーム会場を2030年までに整備する必要があり、それまでの間は3千人以上とする経過措置が講じられている。

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