ジョニー・デップ、『ジャンヌ・デュ・バリー』にキャスティングしないよう監督を説得!?

ジョニー・デップが『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最後の愛人』でフランス国王ルイ15世に自身をキャスティングしないよう監督のマイウェンを説得しようとしたそうだ。メディアを騒がせた元妻アンバー・ハードとの名誉棄損裁判以降、初のメジャー作品となった同作のオファーを受けたことは「奇妙に」幸運だったという。

15日(月)に開催されたイギリスでのプレミアで、ジョニーはこう語っている。「(役のオファーを受けて)とても幸運だと感じるよ。変に、奇妙に、頑なに幸運だ」「マイウェンと私が最初に実際に会って、この映画でフランス国王ルイ15世役をやる話をした時、脳の中ですぐさま起こることは、直ちに全てを揚げ物にする(出身地)ケンタッキーに戻るんだ」「そして、自分がどこでもないところのヘソからやって来たことに気づくんだけど、突然フランス国王を演じることになったんだ」「理解できなかったよ。そうしないよう彼女を説得しようとした。でも彼女は耳を貸さず、大いなる勇気をもって私を彼女のキャストに入れたんだ」「我々が何をして、何を経験したにしろ、この子があれほど長い間映画を作ろうとしてきた苦悩の価値があったことが分かると思う」

労働者階級出身のジャンヌ・デュ・バリーが、ルイ15世の気を引くためフランスの階級社会を上ってゆく姿を描いた同作の監督ならびにタイトルロールを演じたマイウェンは、同作について「2016年から作りたかった映画で、私は長年ジャンヌ・デュ・バリーに心を奪われていたの。彼女は誰よりも前にフェミニストだったから」と語っている。

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