リズ・アーメッド、ウェス・アンダーソン監督作に初出演へ

リズ・アーメッドがウェス・アンダーソン監督の新作に出演する。2020年の『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』で アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたリズが、現在ドイツのベルリンで撮影中のアンダーソン監督作品に初のキャスト入りを果たした。

『The Pheonican Scheme』と仮題がつけられた同作のプロットの詳細は明らかになっていないものの、『アステロイド・シティ』などで知られるアンダーソン監督作品のお馴染みの面々が登場する見込みで、ベニチオ・デル・トロやビル・マーレイがキャスト陣に名を連ねている一方、リズと同じく『バービー』のマイケル・セラも同監督作に初出演となる予定だ。

アンダーソン監督が過去5作品でコラボレーションしたロマン・コッポラと脚本を共同執筆した同作は、昨年に撮影を開始する予定だったものの、ハリウッドでのストライキにより遅れがでていた。

一方リズは最近、マーティン・スコセッシ監督作品に大きな影響を受けているとメトロ紙のインタビューで明かしていた。「ストーリーの素晴らしいところは、自分と見た目が全く違い、自分の境遇とも全く違うキャラクターを見ても、その中に自分を見出し、理解されていると感じることだ。マーティン・スコセッシの映画を見て、それを大いに感じたよ。『グッドフェローズ』を観て、彼らの義務感そして家族の名誉がこれらの映画の誇り高い部分を担っているというところに共感を覚えた」「それが映画の魔法だ。我々を引き離すと思われる違いの下で、我々皆が分かちあうことのできる感情の泉を掘り出すことができるんだ」

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