Ivanti Connect Secure と Ivanti Policy Secure Gateways に複数の脆弱性、1 月以降の状況を整理

脆弱性に関する状況

一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月9日、2024年1月以降のIvanti Connect Secureなどの脆弱性の状況について発表した。

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「Japan Vulnerability Notes(JVN)」では、Ivantiが提供するIvanti Connect Secure(旧Pulse Connect Secure)および Ivanti Policy Secureには、不適切な認証(CVE-2023-46805)とコマンドインジェクション(CVE-2024-21887)の脆弱性が存在し、2つの脆弱性を組み合わせて悪用された場合、遠隔の第三者によって認証不要で当該システム上で任意のコマンドを実行される可能性がある旨を1月11日に公表していた。

JPCERT/CCでは今回、2024年1月以降に公開されたIvanti Connect SecureおよびIvanti Policy Secureゲートウェイなどにおける深刻度の高い脆弱性について、脆弱性情報の公開日やアドバイザリのリンク、回避策や対策(修正パッチ)情報の公開開始日、脆弱性の実証コード(PoC)の公開日、既知の悪用事例などに関する情報をまとめ、掲載している。

JPCERT/CCでは、Ivanti Connect SecureおよびIvanti Policy Secureゲートウェイを利用している場合は、Ivantiなどが提供する最新の情報を参考に、脆弱性に関する調査や対策実施を検討するよう呼びかけている。

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