ドイツ生まれ・スマホでできる新しいかゆみ止めグッズ「heat it」

東日印刷(TONICHI)のネット通販サイト「楽天市場T-BOX」は、ドイツで生まれたスマホでできる虫刺されのかゆみ止めグッズ「heat it(ヒートイット)」を4月16日に販売開始した。

スマホでできる虫刺されのかゆみ止めグッズ「heat it」

2020年に本国で販売開始 日本語の取り扱い説明書付き

かゆみが起きるメカニズムの一つは、細胞から分泌される「ヒスタミン」が知覚神経に作用すること。これに対し、ドイツでは昔から「おばあちゃんの知恵」として、刺された箇所に温めたスプーンを当てる温熱療法(ハイパーサーミア)があった。ドイツの医療機器メーカーのカメディによると、温めることでヒスタミンの分泌を抑える効果があるという。

カメディでは2016年、これを外出先でも簡単にできないかと機器の開発に着手。どれくらいの熱さで何秒くらい患部に当てれば最も効果的かなどを検証し、スマホから給電できる商品として2020年に本国で「heat it」の販売を開始した。

「heat it」は、重さ5gという軽さで、専用アプリをダウンロードしたスマホに取り付ければ、バッテリーからの給電で温められ、適温になったら患部に4~10秒ほど押し当てるだけ。その手軽さと、薬品と違って弱い肌でもかぶれる心配がないことから、ドイツではヒット商品となり、3年間で累計60万台を売り上げている。科学大国・ドイツで認められた新しいかゆみケアグッズとなっている。

「heat it」使用イメージ

対応機種はiPhone・Android(Cタイプ)、iPhone(ライトニング)。価格は各6820円。なお、ドイツ製の製品となるが、「楽天市場T-BOX」での購入者には日本語の取り扱い説明書を付けて提供する。

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