「無印」の家具、万博屋根、座禅施設… 宮崎県産材、「非住宅分野」好調

飫肥杉がふんだんに用いられた禅坊靖寧のウッドデッキ=兵庫県淡路市(パソナグループ提供)

 本県産材が県外の非住宅分野に相次いで採用されている。全国展開のオフィス家具や観光客から注目を集める「座禅空間」、2025年大阪・関西万博の木造巨大屋根の部材まで用途は多種多様。高品質の木材を安定供給できる本県の技術力が、自然志向や脱炭素に向けた国産材需要を取り込んでいる。人口減少に伴い住宅市場の先細りが見込まれる中、県も非住宅の販路開拓へ支援を拡充する。

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