「Acrobat」「Acrobat Reader」の生成AI機能「AI Assistant」英語版が一般提供開始/モバイル版とブラウザー拡張機能にも導入可能に

by 松永 侑貴惠

「AI Assistant」英語版が一般提供開始

米Adobeは4月15日(現地時間)、PDF閲覧・編集ソフト「Adobe Acrobat」および「Adobe Acrobat Reader」に生成AI技術を活用した新機能「AI Assistant」英語版を追加のサブスクリプションとして一般提供を行うことを発表した。料金は、6月4日までの利用なら早期アクセス価格で月額4.99ドルから利用できる。

Acrobat AI Assistantは2024年2月にベータ版として、Acrobatデスクトップ版とWebアプリで公開された。今回、Acrobat Reader、デスクトップ版、Webアプリ版は一般提供を、モバイル版とWebブラウザー拡張機能はベータ版として提供する。

Acrobat AI Assistantのおもな機能として、PDFおよびWord、PowerPoint、会議の議事録などのドキュメントの内容について、質問して回答を得られるほか、要約もしてくれる。

AI Assistant

今回新たに提供することになったモバイル版では、音声コマンドに対応し、AI Assistantに音声での質問ができる。

また、「Google Chrome」と「Microsoft Edge」に対応するブラウザー拡張機能では、Web検索結果で見つけたPDFをブラウザーから離れることなく、質問への回答や要約などが可能だ。

日本語版のリリースは未定だが、日本語を含む多言語も順次追加される予定。なお、期間限定で、「Acrobat Reader」の「AI Assistant」(ベータ版、英語版)を無料で利用できる。

© 株式会社インプレス