ミツバチと共働で 浜なし受粉作業始まる 横浜市都筑区

例年より1週間から10日遅い受粉作業となった=4月13日撮影

桜同様、開花遅く

白い花が満開を迎えた梨畑で、横浜市内産のブランド梨「浜なし」の受粉作業が始まった。

横浜サエド園=佐江戸町=では晴天に恵まれた4月13日の朝から、緑区北八朔町の梨畑で、受粉作業が始まった。

菅沼進さん(72)によると、今年は3月に入ってから寒い日が続き、蕾の時期に雨に打たれたこともあり、開花が遅れ、受粉作業も1週間から10日ほど遅いという。

受粉作業は、ほかの種類の梨の花から取り出した花粉に、目印となるピンク色の染め粉を混ぜたものを、タンポポの綿毛のようなスポンジに付け、花の中央を軽く叩いていく。

菅沼さんの畑では、1万5000〜2万匹のミツバチを飼育しており、人・蜂共働での受粉作業となった。

収穫は120日後。開花同様、少し遅くなる見込み。

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