【動画】砂巻き上げラリーカー疾走 唐津市で全日本選手権

猛スピードで林道のカーブを走るラリーカー=唐津市相知町平山

 JAF全日本ラリー選手権「ツール・ド・九州2024in唐津」が13、14の両日、唐津市で開かれた。山間部の林道をラリーカーが猛スピードで疾走し、砂煙を上げてカーブを曲がった。

 今回は自動車メーカーが製作したレーシングカーによる国内最上位クラスが新設された。同市相知町には有料観戦エリアが設けられ、約600人が訪れたほか、別の住民向けの観戦エリアでも熱いレースを見守る人がいた。1分間隔で遠くから大きなエンジン音を響かせて車が近づくと、あっという間に地域の人の目の前を通過していった。

 林道などを封鎖するため、大会運営には地域の協力が欠かせない。近くに住む岸川正嗣さん(78)は「毎年、楽しみにしている。最初の人たち(最上位クラス)はアクセル全開で上手だった」と興奮気味に語った。

 最上位クラスは、新井大輝・松尾俊亮組=共に群馬県=が優勝した。(宮﨑勝)

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