中国のリチウムイオン電池生産量、1~2月は15%増

中国のリチウムイオン電池生産量、1~2月は15%増

中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技が貴州省で稼働させた電池製造拠点。(2023年10月19日、小型無人機から、貴陽=新華社配信/石照昌)

 【新華社北京4月18日】中国工業情報化部はこのほど、中国のリチウムイオン電池産業が今年1~2月も成長基調を保ち、生産量が117ギガワット時を超え、前年同期比15%増となったと明らかにした。

 蓄電池の生産量は17ギガワット時を超え、新エネルギー車(NEV)向け車載電池の搭載量は約50ギガワット時だった。輸出額は619億4千万元(1元=約21円)に上った。

 電池材料の生産量は、正極材が4.5%増の27万7千トン、負極材が5.6%増の23万トン、セパレーターが前年同期と横ばいの24億5千万平方メートル、電解液が3.8%増の13万5千トンだった。

 電池材料に使用する炭酸リチウムの生産量は7万5千トン、水酸化リチウムは4万1千トンで、1トン当たりの平均価格は、炭酸リチウム(バッテリーグレード)が9万7千元、水酸化リチウム(パウダー)が9万2千元となった。

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