鳥栖市のがんサロン初会合 NPO「クレブスサポート」が開設、県内9カ所目

参加者が自らの体験談などを話し合った鳥栖がんサロンの第1回会合=鳥栖市宿町

 がん医療の発展やがん患者のサポートに取り組むNPO法人クレブスサポート(吉野徳親理事長、佐賀市)が鳥栖市に県内9カ所目となる「がんサロン」を設け12日、初会合が開かれた。

 闘病しながら移動販売「ユキチャンキッチン」に取り組む秋吉由紀さん(46)=みやき町=が代表世話人となって運営する。初回は他会場の世話人らを含め10人が参加し、抗がん剤の効き方の個人差などについて体験談を話し合った。

 がんサロンは、がんについて語り合う場としてだれでも無料で参加でき、「個人情報は外部に漏らさない」「アドバイスや励ましが負担になり得ることに配慮し、話したくない自由も尊重する」などの約束事を守りながら情報交換や交流を行う。地元以外の会場への参加もできる。

 鳥栖会場は毎月第2金曜午後1時半から、同市宿町のボランティアルームで開く。問い合わせは秋吉さん、電話080(2717)8763。(樋渡光憲)

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