テニス=ナダルがバルセロナOP敗退、「別れ告げることできた」

[17日 ロイター] - 男子テニスのバルセロナ・オープン(OP)は17日、バルセロナでシングルス2回戦を行い、今シーズン限りで現役を引退する意向を表明している四大大会22回優勝のラファエル・ナダル(37、スペイン)が敗退した。

前日の1回戦で今年1月以来のツアー復帰を果たしたナダルは第4シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦し、第1セットを5─7で落とすと、続くセットは1─6で取られた。

大会13回目の優勝はかなわなかったナダルは「アレックスは素晴らしい選手。きょうのテニスに関して言えば、彼は私よりも良かった。彼はシーズンスタートから非常に高いレベルでプレーしている」と語った。

自身の名を冠したコートで敗れたナダルは会場を後にする際、スタンディングオベーションで見送られた。「少なくとも、コートでみんなに別れを告げることができた。自分にとって、それはとても重要なこと。1週間前はこの大会でプレーできないだろうと思っていたから」と感慨深い様子だった。

© ロイター