トイレトレーラー石川・珠洲に派遣 能登半島地震の被災地支援へ 福島県棚倉町

珠洲市に向け出発したトイレトレーラー

 能登半島地震の被災地支援のため、福島県棚倉町はトイレトレーラーを石川県珠洲市に派遣した。17日、町役場で出発式が行われた。

 災害時にトイレトレーラーを相互派遣する仕組みづくりを目指す一般社団法人「助けあいジャパン」から派遣要請を受けた。トレーラーには洋式の個室トイレが4つあり、約1200回分使える。太陽光発電設備による照明も備え、夜間も利用できる。県内で所有しているのは同町だけ。

 珠洲市飯田町の旧あいずみクリニックで、デイサービス利用者やボランティアスタッフ、自宅避難者用のトイレとして使用される。期間は7月末まで。出発式では湯座一平町長が「石川県まで安全に運転し、被災者支援につなげてほしい」と激励した。

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