長野県・山形村の村民に通算86得点の“元Jリーガー”を偶然発見…意外な転身先とは

元サッカー日本代表の槙野智章が4月17日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』に出演。『日本列島 ダーツの旅』のVTRに登場した村人の中に元Jリーガーを発見するという一幕があった。

今回の『ダーツの旅』の行き先は長野県東筑摩郡山形村。北アルプスのふもと、標高約700mに位置する長野県で一番小さな村だ。スタッフは雪かき中のご家族にインタビュー。必死に路上の雪をスコップで道端へと動かしているお父さんと、その横で雪に埋もれている4歳の女の子。「雪しゅき(好き)!」と話す女の子は、お父さんの方を見ると「やった!」と大喜び。お父さんは集めた雪で小さなかまくらを作っていたのだ。「やったぁ!穴あいたぁ!いえ~い!」と大喜びしているこの女の子の将来の夢は「うさぎになりたい」というなんともかわいらしい答え。しかし、雪の中を“ほふく前進”の様にはって進む女の子の姿を見ていたおじいちゃんらしき男性は「ありゃ自衛隊だな、決まったな」と笑っていた。

さらに、家族で収穫作業を行っていた長芋農家の方にもインタビュー。半年かけて大きく育った長芋を見せてもらっていると「食べたいんすか?」とお誘いが。そんなご厚意に甘えてスタッフはご自宅で、収穫したばかりの長芋を使った特製のとろろご飯をごちそうになることに。

一口食べたスタッフは「うん、うまいっス!」と笑顔に。このあたりで採れる長芋はとろみがちょっと強いのが特徴だという。そんな話をしてくれながら、ご主人たちも一緒にとろろご飯を食べることに。感想を聞くスタッフに「いつもと変わんないですね」と答えを返すご主人。スタジオでVTRを見ていた俳優、タレントの足立梨花は「(いつも食べていると)もうそんな感じになっちゃうんだ~」とこの答えに納得していた。

足立梨花

バス停ではバスを待っていた女性2人組と出会う。彼女たちはパン作りをするためフィリピンから3年前にやってきたという。買い物に行くためにバスを待っているものの、1時間ぐらい待ってもなかなか来ないという。日本語がまだ苦手な2人は時刻表の見方もわからなかったようで、スタッフがバス停の時刻表を確認するとさらに1時間待つ必要があった。

「バスナイ…ドウシテ?」とがっかりしていた2人だったが、1時間後に再びスタッフがバス停を訪れるとまだバスを待っていた。時刻表に書かれた時間になってもまだバスが来ないため、スタッフが再度確認すると、なんと小さい文字で『日曜日は運休』であることが書かれていた。完全に諦めた2人は「Go home.(家に帰ります)」と肩を落としていた。後日スタッフがバスを管理する松本市にこの話をしたところ、なんとバス停の時刻表に英語表記を追加してくれたという。

また、雪が降る中で出会った女性から「ここでキノコ作ってるんですよ」と教えられたスタッフは、“白ヒラタケ”という珍しいキノコを作っているという建物へと案内してもらった。高タンパク質・低カロリーな白ヒラタケは普通のヒラタケとは違い、鶏肉のような食感が特徴だという。

この日は社長が不在だったため、スタッフは後日改めてこの建物を訪れ、社長に話を聞くことに。『信州Farm Land』社長の高崎寛之さんが登場すると、VTRを見ていた槙野が突然「えっ!高崎だ!」と驚いた表情を見せる。実はこの高崎さんは元Jリーガーで、浦和レッドダイヤモンズ、鹿島アントラーズ、松本山雅FCなどで約14年間プレーした後、2022年に現役を引退。その後セカンドキャリアとしてキノコ栽培を始めたのだという。

実家が農家だったわけでもないが「何も考えずにやり始めました」と語る高崎さん。その横で、この会社を紹介してくれた女性が「(高崎さんは)フォワードなので、決定力はあるんです」と上手くまとめた。現役時代は通算86得点をあげていた高崎さんだったが、スタジオの槙野は「現役時代は決定力なかったですよ」とチクリ。

インタビューを続けていると、白ヒラタケ作りの大ベテランであり高崎さんにとっては“師匠”となる藤森さんが登場。何十年も白ヒラタケ作りをしていたが体調を崩し、「誰かふさわしい人がいないか探してて。ちょうどふさわしい人が現れた」と語る藤森さん。「ダーツの旅だって俺は偶然だとは思わない。やっぱりキノコが呼んだかもしれない」と思いを語ると高崎さんに「たまにいいこと言いますね」と言われてしまっていた。

スタジオに槙野がいることをスタッフから聞いた高崎さんは「ぜひ宣伝よろしくお願いします!」と頭を下げていたが、スタジオの槙野は「いやー、すごい!」と高崎さんのセカンドキャリアに拍手を送っていた。

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写真提供:(C)日テレ

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