沖縄の小6と小5が世界一! サーカスの空中ショーのような競技「エアリアルフープ」 日本人初出場の部門で

 サーカスの空中ショーのような競技「エアリアルフープ」の世界大会エアリアリンピックスがこのほど、米国で開催され、最上級選手が参加するプロフェッショナル部門の11~13歳クラスで宜野湾市立志真志小6年の南風原彩楽(さら)さん、同部門8~10歳クラスで沖縄市立安慶田小5年の中村絆愛(しゃな)さんが、両部門では日本人初出場で初優勝した。

 空中に下がったフープを使って体を宙に浮かせ、回転する速度を変化させながら美しい技を表現。重力を感じさせない妖精のような動きが特徴だ。

 大会には本場のロシアやアメリカなどの強豪選手も出場。2人はオンラインで参加し、バランス技やパワー、柔軟性の高さなどを織り交ぜた4分30秒の演技を披露した。

 大会に向けて自宅などでの練習を積み重ねた南風原さんは「優勝できてとてもうれしい。もっとレベルの高い大会で優勝したい」と意欲。頂点に立った瞬間、涙が出た中村さんは「振り付けを覚えるのが難しかった」と振り返った。

 2人の指導者で自身も現役のパフォーマーでもある杉森茜さん(37)は「他の大会でも優勝してほしい」と今後に期待した。

(運動部・國吉楓乃)

エアリアルフープを披露する中村絆愛さん(手前)と南風原彩楽さん=17日、北谷町桑江・コネクトジムオキナワ(名護大輝撮影)

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