【出願者の氏名や生年月日…各教科の学習記録も】磐城農業高校で182人分の個人情報を含む書類を紛失・福島

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福島県教育委員会は、いわき市にある磐城農業高校の事務室に保管していた令和5年度の入学者選抜に出願した182人分の調査書を紛失したことを明らかにしました。

県教育委員会によりますと、磐城農業高校で紛失したのは、令和5年度の高校入試で同校に出願した182人分の調査書です。

学校事務室の金庫に保管されていた調査書には、志願者の氏名、生年月日、性別、各教科の学習の記録、総合的な学習の時間の記録、特別活動の記録、出欠記録、長所・特技等の記録が記されていました。

2024年4月10日に、教員が生徒の過去の情報を調べるため、事務室の金庫を確認したところ、調査書がなくなっていることに気づきました。

その後、教員による捜索を行いましたが、調査書は見つかっていません。

学校事務室の金庫には、令和4年度から令和6年度の3年度分の志願者調査書が入っていまたが、紛失したのは令和5年度分だけだということです。

また、金庫はダイヤルロック式ですが、学校がある時間帯は施錠されておらず、事務室には、教員や事務員が出入りすることができ、書類を持ち出せる状態になっていました。

紛失した調査書は2023年3月中旬に行われた合格発表以降、使用された記録は残っていません。

これまでのところ、情報が悪用されたという報告はなく、学校側は紛失した調査書を提出した志願者と保護者などに経緯の説明と謝罪をしたうえ、再発防止に努めるとしています。

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