「地鳴りが来て…これは来るねぇ言うてたらいきなり」震度6弱観測の高知・宿毛市は

震度6弱を観測した高知県宿毛市です。午前2時ごろから取材を続けていますが、明るくなるにつれて、建物の屋根の瓦がずれるなど、被害が明らかになってきました。(リポート:六車はなこ)

高知県では宿毛市で震度6弱、四万十市、土佐清水市、梼原町、四万十町、黒潮町で震度4などを観測しました。高知県で震度6弱の揺れを観測するのは1996年に震度の階級が見直されて以降、初めてです。

「はじめ地鳴りが来て、ゴーいうてそれからこれは来るねえ言うてたら、いきなりズンっと横揺れしてねえ」 「あまり(家具の)固定とかしてなかったので、たんすみたいなのがあったんですけどそれが落ちてきて部屋の半分ぐらい物が散乱して片づけなきゃ…」

宿毛市によりますと40代の男性1人が地震の後、過呼吸を訴え、病院に搬送されたということです。このほかにけが人の情報は入っていません。宿毛市内では、店舗の商品が棚から落ちたり、割れた窓ガラスや瓦が道路に散乱したりしました。根元から折れて倒れてしまった街灯も…

(リポート:六車はなこ) 「午前2時半の宿毛市です。普段、住民の生活道になっている橋でしょうか、コンクリートの橋が崩落していて渡ることができません」

宿毛市上空からの映像です。古い住宅も多く立ち並ぶ市の中心部では、屋根の瓦がずれている住宅が多く見られました。

気象庁によりますと今後一週間程度は震度6弱程度の地震に注意が必要だということで、住民たちの不安な日々が続きそうです。

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