被買収の広島市議有罪確定へ 河井元法相事件

 最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は、2019年参院選で河井克行元法相(61)=実刑確定=から現金30万円を受け取ったとして、公選法違反(被買収)の罪に問われた広島市議石橋竜史被告(52)の上告を棄却する決定をした。15日付。罰金25万円、追徴金30万円とした一、二審判決が確定する。有罪確定に伴い、公民権が5年間停止され失職する。

 判決によると、19年5月26日ごろ、参院選で河井氏の妻案里氏(50)=有罪確定=を当選させるための選挙運動の報酬と知りながら、元法相から30万円を受け取った。

 被告は公判で「自身の当選祝いの趣旨だった」と無罪を主張していた。

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